今回は、シニアライフカウンセラー養成講座上級まで受講された矢野哲夫さんにインタビューさせていただきました!
ご本人も72歳と、シニアライフにまつわることが自分ごともになりはじめている矢野さん。同世代目線での貴重なお話を伺うことが出来ました。
どちらで「シニアライフカウンセラー養成講座」のことを知りましたか?
新聞です。これだ!って。ひとめぼれです。
矢野さんがシニアライフカウンセラーを取るきっかけをうかがってもよろしいですか?
実は私、サ高住(サービス付き高齢者住宅)の相談員の研修を一年受けていたんです。それで、シニアライフカウンセラーの試験を受けようという気持ちになったんです。
なぜそういう気持ちになったかというと、私がリフォーム工事をやる会社におりまして。私もまあ、72歳という前期高齢者なんですがお客様も高齢化していまして、いろいろな悩みをお持ちだって事をずいぶん感じました。いままでお世話になってきているお客様になにかご恩返ししなきゃいけないな、と感じて今回シニアライフカウンセラーの試験を受けたんです。それが大きなきっかけですね。
リフォームや住まいに関する知識をすでにお持ちだった矢野さんですが、「シニアライフカウンセラー養成講座」で学んだ知識の中で、「これ知らなかった!」というものはありますか?
1番大きいのは、相続の問題ですね。相続ということに関して、非常に奥深い問題であるなと思いましたよ。遺産相続のことできょうだい間でも揉めるとかありますから。そういったことをしっかり学んで、その情報を伝達していくという役割の方が今いないんですよ。そこに、シニアライフカウンセラーとしての大きな役割があるんじゃないかな、と思います。
矢野さんは上級まで資格を取られたのですが、どのように生かそうとお考えですか?
シニアライフカウンセラーというのは非常に有意義な資格だと思います。私はずっとリフォーム会社の代表としてやっていて「リフォームのおじさん」なのですけれど、シニアライフカウンセラーの資格をもってお客様にも信頼してもらえる。「ああ、こういったことも相談していけばいいんだね」と。
高齢者の持つ悩みは多岐にわたっているわけですよ。いろんな専門家の方がいらっしゃいますが、たとえば弁護士さんに不動産のことを相談してもわかりませんでしょうし。そういうことをふくめて、われわれシニアライフカウンセラーは高齢者の悩み相談をコーディネートしていくことが役割だと思うんです。専門分野に関しては、その専門家につないでいく、という役割が非常に大きい。
たとえば、相続や財産の問題。お子さんから「お父さん、いくら財産あるの?」って聞きづらいでしょう。親子関係でも、そういったことは話し合いにくいって事が現実なんですよ。そういったことの相談にのってつなぎ役をやるのも、シニアライフカウンセラーの重要な仕事になってくるんじゃないかと思いますね。
高齢者が抱えているいろんな問題に対して、われわれが情報提供して安心してもらうというか、「なにかあったらこの人を通じて問題解決してもらえる」と思われる水先案内人になっていけばいいなと。そういう風に思っています。
矢野さん自身もこれから「つなぎ役」としてご活躍されていくんですね!
もちろんですよ!いままでだれもそういうことをやっている人がいないわけですから。元気である限りは、同じ年配者として悩みは共有しているんで。気持ちはよくわかりますからね。
私と同じような高齢者であればこういうことを通じて社会貢献されたり、そうでない若いかたでも興味をもっていただければ。
最後に、これからシニアライフカウンセラーを受けるよ!という方にメッセージをお願いします。
日本が少子高齢化ということで、あと七年もすると団塊の世代が後期高齢者になります。国もその「2025年問題」という非常に大きな問題を抱えているわけです。その中でわれわれが、高齢者に希望を与えていく役割、非常に重要なことだと思います。とにかく、元気なシニアがシニアを育てていくという、この協会の大きなキャッチフレーズ、それに基づいて日本をよくしていこう!ということになりますね。
ありがとうございました。!
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