シニアライフカウンセラーとなるあなたに、ぜひ学んで欲しいこと

一般社団法人シニアライフサポート協会代表の小番 一弘(こつがい かずひろ)です。
前回のメッセージに引き続き、もう少しだけお付き合いいただけましたら幸いです。

これを読んでいる熱心なあなたなら、もうお試し受講の「相続手続きと生前準備」「高齢者住まい」の講義はすでにご覧いただいたことかと思います。

全部で10講座ある初級講座の中から、今回どうしてこの2本をお試し受講していただいたのか?
実は、これには理由があります。まずはそこからお話しします。

なぜ、この2本を「お試し受講」してもらったのか?

実はこの2分野は、養成講座の受講者やシニアライフ相談サロンから最もよく質問をいただく分野なのです。

「親の財産を相続予定だが、どう分割したらいいか困っている」
「遺言を残したいが、どう書いたらいいかわからない」
「親のために高齢者住宅を探しているが、種類がたくさんあって違いがよくわからない」
「近所の高齢者住宅に空きがあるので申し込んだら入居条件が合わないと断られた、どうして?」

など。
動画をご覧になったあなたなら、この回答のヒントはお分かりいただけるのではないでしょうか。
少なくとも、今のあなたがこのような相談をもらった時に「たしか講義でこの説明をしていたっけな…」と思い出すことぐらいはできるのではないかと思います。

シニアの悩みは、同じ時期に一度に押し寄せる

さて、前回のメッセージでもお話ししましたが、いままさにその問題に直面しているシニアにとって、これらの悩みはバラバラに来るわけではありません。同じ時期に一度に押し寄せるのです。

想像してみてください。

・これから住む高齢者住まいを探さなければいけない
・今ある財産の相続について考えなければいけない
・高額医療費の払い戻し請求をしなければならない
・介護サービスについて検討しなければならない
・実家などの家財の整理をしなければいけない

それらが一度に押し寄せた時、あなたならどのように対処しますか?

そんな時、その知識を総合的に持つ人が近くにいることが、悩みを抱えるシニアにとってどれだけ心強いことなのか、ぜひ想像してみていただきたいのです。

もちろん、あなたがそれを全て解決しなければいけないわけではありません。必要ならケアマネージャーや司法書士など、専門家におつなぎすれば良いだけです。

私たちは、シニアライフカウンセラーとはある意味、気軽にどんなことでも相談できる、街のかかりつけの医者のような存在と考えています。
シニアが困った時に「どうしたの?」とまずは様子を聞いて一緒に解決方法を考えてくれる、そんな存在です。

 

 

あなたがシニアに関する総合的な知識を身につけることで…

 
もしあなたが、これらのシニアに関する総合的に知識を身につけておくことで……

もしあなたの親がシニア世代なら…

もしあなたの親が健康な状態であれば、いまのうちに相談しながら準備を進めておくことで、あなたの親もあなた自身もお互いストレスのない快適な生活を過ごすことができるようになるでしょう。

また、あなたの親に何らかの現在進行形な問題があったとしても、制度や知識などの「知らずに損した」を防ぐことができ、慌てず必要な準備をすることができるでしょう。

もしあなたがシニアに直接接する仕事をしているなら…

あなたがシニアならではの悩みを深く聞けるようになることで、施設の利用者様やお客様との信頼関係が深まり、より喜ばれたり、頼りにされるようになるでしょう。

また「シニアの悩みを聞く」ということ自体、これから非常に多く求められる時代になります。多くのシニアの相談に乗るカウンセラーとして、仕事をすることもできるようになるでしょう。

もしあなた自身がシニア世代なら…

終活を早めに済ませて人生のエンディングまでの見通しをたてることで、あなたは遺される家族に余計な負担や迷惑をかけず、快適であなたらしい生活を送ることができるようになるでしょう。

もちろん、家族だけでなくあなたのお友達や地域の方などの相談にも乗ることができるようになるでしょう。

…このように、どのような立場の方にとっても「シニアの悩みを総合的に聞き、一緒に解決策を探すことができる」ことが、どれほど大事かお分かりいただけたでしょうか?

 

初級講座では、他にもこんなことを学びます

このシニアライフカウンセラー養成初級講座では、他にもこのような講座を学びます。

「超高齢社会の将来展望」

国の総人口に対して65歳以上の高齢者人口が20%を超えた社会のことは、「超高齢社会」と呼ばれています。
高齢者が増えた社会では、どのようなことが起こり、何が社会に求められるのでしょうか? まずは社会の全体像を学ぶことで、シニアライフカウンセラーの地域・社会で求められる役割について学びます。

「介護保険の基礎知識」

もし高齢者が要支援や要介護の状態になったとき、介護保険で利用できるサービスには、実にたくさんの種類があります。
介護保険の仕組みや、どのサービスでどの程度の補助が受けられるかなどといった介護保険の基礎知識を学ぶことで「知らずに損した」を防ぎ、介護保険サービスを有効に役立てるための手立てを知っていただきます。

「認知症あれこれ」

シニアの介護にとって、認知症との付き合いは避けて通れないものです。この講義では、認知症という病気に関する基本的なポイントを学びます。
特に、認知症患者を介護する際の心構えや基本原則を知り、認知症の症状を理解することで、当事者も家族もお互いが穏やかに過ごすためのヒントについて学んでいきます。

「整理収納・片づけ」

終活の中でも、自分の持ち物や部屋を片付け、必要でないものを処分する生前整理は、遺された家族に遺品整理などの手間をかけないためにもぜひやっておくべき大事なことのひとつです。
この講座では、効率的な整理収納や片付け術、また不用品の処分方法を学んでいただくことで、生前整理に役立てていただきます。もちろん、すっきりと片付けることで快適に過ごすこともできて、一石二鳥です。

「エンディングノート」

エンディングノートとは、自分に万一のことがあったときに残された家族が困ることがないように、自分の考えや自分しか知らないことを記録しておくノートのことです。
このエンディングノートをしっかり書いてあなたの意思や気持ちを残しておくことが、遺された家族にとってとても大事なことです。エンディングノートの選び方や書き方や、書く際の注意点について学びます。

「終活と逝去後手続き」

自分が死ぬまでや、死んだ後の準備をしておくことを「終活」と呼ぶようになってきました。事前に準備をしておくことが、幸せなエンディングを迎えるための第一歩です。
終活には様々なことが含まれますが、この講義では財産の整理や遺言書の作成、終末期医療や死後の臓器提供などに関する事前の意思表示など、終活に関する様々なことについて学びます。

「相続手続きと生前準備」

相続手続きに必要な手続きや書類は実はとても煩雑で、乗り越えなくてはいけない難関がいくつもあります。いざ亡くなってからの準備ではうまく相続できなかったり、家族間でのトラブルが発生してしまいかねません。
相続の制度や仕組みを学ぶことで、円満な遺産分割ができるための事前準備ができるような知識をつけていただきます。

「高齢者住まい」

実は、お試し講座でご覧いただいた「高齢者住まい」は古いカリキュラム内容の講座です。
高齢者の住まいに関しては本当に多くのご質問や、もっと詳しく知りたいというご要望が寄せられるため、現在の初級講座では「施設編」「住宅編」という2講座を使って、より詳しく高齢者住まいの種類や特徴、入居条件などについて解説しています。

「葬儀」

葬儀には地域や宗教ごとにさまざまなしきたりがありますが、最低限守らなければいけない法的なルールがあります。また、最近は家族葬や直葬など、さまざまな葬儀の形態も増えてきました。
こうした葬儀の実情や弔い方、また遺骨を扱う際のルールについて学び、葬儀の際のトラブルを未然に防ぎます。

 

初級だけで、これだけのことを学びます。
製本テキストもつきますので、学んだ内容はいつでも復習可能です。

初級講座は膨大なシニアライフに関する知識の入り口にすぎませんが、すでに2本の講義をみていただいてご存知の通り、これを知るだけでもシニアライフに対する備えとして、十分に役立つ知識だと自負しております。自分や家族のための知識としては、初級だけでも十分な学びが得られます、

もちろん中級・上級でさらなる学びを深めていただくのもよいことだと思います。初級の知識をもとにしたより実践的な内容や事例研究、ワークなどを通して、シニアの悩みを解決できる「カウンセラー」として自立していただくためのカリキュラムをご用意しています。

(札幌での初級講座の様子)

 

あなたは、この知識を「必要」と感じていただけましたか?

いかがでしょうか?
あなたにはこの知識、必要なものだとお感じになりましたか?
もし、その答えが「イエス」なら、ぜひ初級講座だけでもご受講されることをお勧めいたします。

前回もお話ししましたが、
シニアライフカウンセラーは、「元気なシニアがシニアを支える」を合言葉にしています。

「この知識を自分や家族のために使いたい」
「ボランティアとして地域社会・地域福祉に貢献したい」
「ビジネスの立場から、もっと多くのシニアの役に立ちたい」

など、人それぞれに目標や目的は違っても、それぞれの立場でシニアを支えることのできるシニアライフカウンセラーは、今後の社会の中で重要な存在になっていきます。

ぜひこの学びをあなたの家族や地域のシニアに役立てて、私たちと一緒に輝けるシニア「プラチナシニア」を一人でも多く増やしていく、そんな社会を私たちと一緒に作ってみませんか。

小番一弘